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はじめましてヒデローです。バブルを逃したベビーブーマー後期組。40代独身の等身大な毎日を書いたブログです。

【ボストン】40代だから!?クラシック・メガネフレーム【ウェリントン】

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眼が悪いのにメガネが似合わない、ヒデローです。
先日ツイードの記事を書いた後、久しぶりにジャケットを羽織ってみたら、なんだか違和感がありました。
原因はどうやら「メガネ」。当時はまだ視力が落ちてなかったのでメガネ無しだったんですが、今はスクエアの横長な、今っぽい(10年前に買ったものだけど)のをかけてます。確かに今のツイード・コーディネートを見ると、メガネは皆クラシックな形のものばかりなんですよね。
そこであの頃に流行った2大フレーム「ボストン」「ウェリントン」について、今でも買えるブランドとともにまとめてみました。

 

 

優しいイメージの「ボストン」

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1950年代に、アメリカのボストンで流行したことから、この名前が付いたボストン。丸みを帯びた、やや逆三角形の玉型(リムの形状)が、掛ける人の印象を柔らかく親しみやすい雰囲気にしてくれます。これから円熟味を醸し出していきたい僕等の世代には、まさにうってつけではないでしょうか。
レンズ上下の幅が広く、視野がしっかり確保できるので実用性も文句なし。ちょっとレトロですが、洗練された知性も感じさせるフレームだと思います。

・似合う顔
丸顔以外はOK。

・MOSCOT モスコット MILTZEN 46サイズ ボストン メガネ

ボストンについては何かとジョニー・デップが引き合いに出されますが、一番有名なのはジョン・レノンでしょう。ということでコレ。ウォーホールもかけてたそうです。テンプルのデザインがさりげなくて良いですね。

・OLIVER PEOPLES オリバーピープルズ O’MALLEY-P-CF ボストンフレーム メガネ

オリバーのフレームは雑誌LEONで紹介されまくってたらしいので、ともすれば食傷気味な方もおられるかも知れません。
しかし、僕等の青春時代から眼鏡屋さんにありましたし、一番なじみ深いクラシック・フレームともいえます。

メガネ全体の大きさとフレームの細さが絶妙で、とても良い佇まいです。ボストンの厚ぼったい印象が嫌いな人でも、このフレームなら気に入るかも知れませんね。


知的な印象の「ウェリントン

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名前の由来は、人物名だったり都市の名前だったり、はたまたバッグからと諸説あるも、未だ不明。基本的には台形で、上辺が下辺よりも長いものを指すようです。テンプル(両サイドのつるの付け根部分)がフロント上部から突き出ていているのが特徴です。ボストンと同じ1950年代、こちらはアイビーリーグで大流行しました。なるほど。道理でアメトラに合うわけです。
「ボストン」比べ四角いせいか、少しかっちりとした印象。丸顔の方の印象を引き締め、硬軟のバランスを整えてくれるそうです。
・似合う顔
丸顔については上の通りですが、その他にも、またレンズの上下が広く、面長や逆三角形な顔にも似合います。ただし、四角い顔だと、逆に顔の角ばりが強調されるためアウト、らしいです。

 

・YELLOWS PLUS/イエローズプラス GASTON C234

ポール・ウェラーエルトン・ジョンも掛けているそうです。知らなかった。

ウェリントンとなっていますが、レンズ底辺が若干短いので、ボスリントンとウェリントンの中間あたりの印象。これなら四角い顔の方でも似合うんじゃないでしょうか。眉間のあたりからテンプル付け根に向かって微妙に上がっていて、大きなレンズでありながら甘すぎない雰囲気が素敵です。

 

・tsetse/福井県鯖江産/セルロイドウェリントンめがね

僕は顔に横幅があるので、外国モノを掛けると「水木しげるの一般人」みたいになちゃうのですが、そこは信頼と実績の鯖江産。レンズの大きさもしっかりしていて期待が持てます。それに何よりこの艶ですよ!やっぱりセルロイドだよね、と思ってしまいます。コレ欲しいなあ。たぶん、買っちゃうなあ。


古いようで新しい?「ボスリントン」

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調べてみると、2012年くらいから注目を浴びるようになったフレーム形状のようです。確かに当時、雑誌の表紙で「今いちばんイケてる(イケてるって言葉自体、イケてない気がするけど)フレーム」なんて字面をよく見かけました。読んでもピンとこない内容でしたけど。
形状としては、名前の通り、ボストンとウエリントンの混合型。諸説あるも、ウエリントンの台形型ベースで、下半部にボストンのような丸みを帯びた型を総じてこう呼ぶらしいです。
レンズが丸みを帯びていても、テンプルがフロント最上部から出ている事で、顔なじみの良さが一気に倍増するのが特徴です。

とはいえ、新しいカテゴリーゆえ、いろんなデザインがあります。購入の際は、ボストンとウェリントン、どっちに近いデザインか、を参考にすると良いかも。

適応範囲自体は広めなので、丸メガネが似合わないと悩んでいる人や丸メガネ初心者、またいつも四角いフレームばかりかけてしまう人が試してみるのも面白そうですよ。


・ayame アヤメ NEWOLD-S ニューオールドS

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現在のボスリントンブームの発端と言われているらしいです。福井県鯖江産です。どちらかというとボストン寄りでしょうか。「クセがないミニマルなデザイン」なんて書かれてますがクセ、良い意味であると思いますよ。上級者向けでしょうね。初心者はウェリントンのボスリントン寄り(ややこしいなあ)のイエローズプラス(上)も試してみた方が良い気がします。

素材も重要!やっぱセルロイドでしょ

ボストン、ウェリントンといえば、やはりセルロイド製。
アセテートでも良いのですが、セルロイドは硬く、つるの中に金属を通さなくて良いのでその分軽くなるとか。表面もしっかり磨くと濡れているかの様な独特の艶がでてくるらしいですよ。 黒も良いですがべっ甲系(デミカラー)も捨てがたいですね。

大人になった今こそ、クラシックフレーム

僕のメガネはjinsが多いのですが、やはり老舗や先駆的なブランドはこだわりが詰まっててとっても魅力的です。特にセルロイドのものなんて、つやつやの表面が、最近年老いた肌に妙に合いそうな気さえしてきます(多分気のせい)。うーん、欲しい。自前のツイードジャケットが茶系なのでデミカラーかなあ。でも黒の方が使い勝手は良いんだろうなあ。秋口までには結論を出さないとなあ・・・。