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はじめましてヒデローです。バブルを逃したベビーブーマー後期組。40代独身の等身大な毎日を書いたブログです。

【フィルム】今、フィルムカメラってどうなの?【現像】

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実家に、ふるいフィルムカメラがあります(もちろん、ライカなんて高級品ではありません)。


もう長い間使っていないのですが、ふと手に取ってみたら、家族で旅行に行ったことや、姪っ子が生まれた日の空の色など、懐かしい気持ちが蘇ってきました。


そこで今回は今でもフィルムカメラが使えるのか、銀塩カメラを取り巻く現状について調べてみました。

 

 

フィルムカメラの良さ

我々世代には当たり前のコトかも知れませんが、間違ってココをのぞいてしまったヤング世代や、当時はもっぱら「写るんです」が愛機だった「思い入れ無い系」の人のためにおさらいを。

 

1・フィルムによって味や色彩が全然違う
FUJIの方がかっちり、クッキリしているとか、KODAKはレトロな雰囲気が得意だったりといろんな意見がありますが、カメラや取り方でも違ってくるでしょう。
どこかで、「フィルムはデジカメで言うとセンサー」って意見を読んだ気がするのですが、凄く腑に落ちる説明だと思います。

以下、比較的手に入れやすいフィルムの作例です。

ビック・ヨドバシ・キタムラなどで簡単に手に入ります。

FUJI100

 

SUPERIA PREMIUM 400

 

PRO400H

 


《新品アクセサリー》 FUJIFILM (フジフィルム) PRO 400H NP 135/36枚撮り【KK9N0D18P】

Velvia 50

 

 

Velvia 100

 

KODAK GOLD 200

 

KODAK E100

 


2・輪郭や雰囲気が違う、ような気がする

滲み、でしょうか。どことなく柔らかく親しみのある印象を持ってしまいます。画素数とか自然な発色とか、専門的なことは熱狂的なファンの方に譲るとして、僕としては単純に、フィルム写真の持つ独特の「あいまいさ」に「想像する楽しさ」を与えられているようで、ついついじっくり観てしまうんです。


3・マニュアル車を運転するような楽しさ
自分の相棒を自在に操り、思った写真が撮れた時の感じは、綺麗にコーナーを抜けられた時のように、たまらなく誇らしく嬉しいです。

フィルム供給はまだ大丈夫。復活した銘柄も!?

上で見たFUJIやKODAKは、ヨドバシやキタムラ、Amazon等で普通に買えますし、AGFAや、ちょいマイナーなところだとチェコ共和国のARISTA EDU など、探せば色々と面白そうなフィルムも比較的簡単に手に入ります。
そんな中、KODAKのE100が復活したのには驚きました。KODAKは過去経営破綻など色々あっただけに、なおさらです。もしかしてフィルムカメラリバイバルが来てるのでしょうか。

現像も意外とハードル低い

近所にカメラ屋さん(地方だとカメラのキタムラなど)があれば問題ありません。店頭に持って行けばごく普通に請け負ってくれます。値段も20年前とそれほど変わらないのではないでしょうか(ちょっとは値上げしてますけどね)。


もしカメラ屋がない地方に住んでいても心配ありません。ネット検索すると、郵送で現像してくれるところが沢山見つかります。


以下、ここなら間違いない、という有名どころを。

富士フイルムによるプロラボサービス「クリエイト」

 プロショップですが一般もOK!

ポパイカメラ
 セミプロ御用達!?

八百富写真機店
 こだわりの写真現像も受け付けてくれます。

「超!プリ」
 とにかく気軽に現像してみたい人向け

カメラはどれを買えば良いの?

これはもう、好きだったり憧れだったカメラを買うのが良いと思います。

特になければ、Nikon FM2がオススメ。玉数も多く、値段も手頃。機能も必要十分の鉄板機種。露出計もついてます。ユーザーも多く、ネット上に沢山の情報がありますので、困ったらすぐに調べたり、相談できるので安心です。
これに「AI Nikkor 50mmF1.8S」「AI Nikkor 35mm F2S」(これも手に入れやすい)あたりを付ければとりあえず不満は無いと思います。

 

 実用性0%!100%ピュアな趣味の世界

フィルムも現像も、思ったよりも簡単に調達できることに驚いたのではないでしょうか。近くにカメラのキタムラがあれば、ほとんど以前と変わらないスタイルでフィルムカメラ生活を始めることが出来ます。

これは戯れ言ですが、デジタルが「再現」するのとは違い、「その時、確かにそこにあった光を切り取る」という作業には、ちょっとピントが狂ってたって、それも芸術に昇華できてしまう懐の深さがあると思います。

撮り始めると時間の経つのも忘れて街を彷徨ってしまいますが、そんなノンビリした休日も良いんじゃありませんか?そのうち、カメラを構えて無くても世界が違って見えてくるかも知れませんよ。