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はじめましてヒデローです。バブルを逃したベビーブーマー後期組。40代独身の等身大な毎日を書いたブログです。

【ねこまんま】ドッグフード選びに疲れた人のための自作ご飯【いぬまんま】

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『ドッグフード沼』より、愛を込めて

「パト○ッシュ、もう疲れたよ…。」


皆さんもご存じのこの台詞。少年ヌロが、ネット上に溢れるドッグフード情報に翻弄されて息絶え、ご飯を待たされたパトリッシュもお腹が空いて野垂れ死に、というお話(嘘)。アメリカではハッピーエンドに変えて映画化されました(半分本当)。

真面目な話、ドッグフード沼にはまると、もうさ、そもそもドッグフードって存在がわるいじゃねーの?と疑心暗鬼なところまでいってしまいます。あと、ネット見ながら口に入れてるスナック菓子の成分表示を見て「あれ?俺の食ってるコレ、ドッグフード以下じゃん!」なんてことも。結局のところ、アフィリエイト目的の糞記事が多すぎるのも原因なんですけどね。犬も人も不幸せになるイギリス製の無添加ドッグフード。おひとついかがですか?
※申し訳ございません。只今、ドッグフード探しで心がささくれ立っております。

 

 

ドイツはそこんとこ、どーなの?

僕は一時期ドイツに住んでいたのですが、あそこでは民間のテスト機関(Stiftung Warentest社や「OEKO−TEST」など)が市場に出回るあらゆるものをテストしています。たとえばドッグフードについてはこんな感じ(Stiftung Warentest誌のサイトに飛びます)。食品の原材料表示もうるさくて、スーパーでも「BIO」と書かれた商品が多く並んでいます。

しっかりしているといえばそうなのでしょうが、うがった見方をすればズルする奴がいるから監視が必要、って事も言えます。どっちの社会が良いかは分かりませんが、少なくとも消費者が敏感なのは確かでしょう。

じゃあ安全なドイツのドッグフードを買おう!と思って探してみると、ワオ!日本じゃ3倍の値段で売られてるじゃん!買えないや。ごめんね、パトリッシュ…(しつこい)。まあ、輸送コストや品質管理の問題で仕方が無いのでしょう。

ドッグフードなんかいらない(アノ映画風)

さあ、もう誰も信用できなくなりましたね。そうなると自作、って話になります。
ちなみに以前、ウチの自宅警備員のフードには悪名高きBHA(ブチルヒドロキシアニソール)が入ってました。これ、多量に使用した場合の発がん性ばかり注目されますが、少量だと抗がん作用があったりします。なのでそこまで悩んでいたわけでは無いのですが、自分で作ればそもそも添加物なんか気にしなくても良いですし、仮にドッグフードに添加物が入っていても、時々自作ご飯を食べさせれば、影響も緩和されるでしょうからね。バランスさえ摂れてれば、コレが一番ベストなのでしょう。

ドイツはそこんとこ、どーなの?パート2

そこで、これまたドイツの自作犬ごはんサイトを幾つか読んでみて、内容が簡潔で分かりやすいものがありましたのでご紹介(僕の方に、日本のフード記事アレルギーが出ちゃいました)。
Schlappohr(ドイツ語サイトに飛びます。)

 

犬にあげるとヤバイ食物に挙げられていたのは以下のもの。

アボカド、ナス、アルコール、チリ、豆果(豆類ですね)、コーヒー、カカオ、ニンニク、種類、ネギ(※正確にはちょっと違うけど。原文:Laucharten )、パプリカ(粉含む)、キノコ、香辛料、レーズン、生豚肉、お菓子、チョコレート、トマト、ぶどう、タマネギ、砂糖

この辺りは日本語での情報も同じ感じでしょうかね。
あとは、自作ご飯を作る上で食物別のアドバイスがこちら。

<<肉の話>>

  • ダイエットには家禽が良えで
  • アレルギー持ちには羊肉が良えで
  • モツ系も良えんやで(肺やレバーは味にうるさい犬も食べるよってに)
  • 魚もリン(P)、ヨウ素、貴重な脂肪酸が摂れてええで。特に骨のないフィレが最高やで
  • 玉子は重要なビタミン・ミネラルをぎょうさん含んどるで。せやけど消化不良起こすさかい、週に1,2コにしてや。

<<野菜の話>>

  • サラダ、ズッキーニ、ブロッコリー、セロリ、キュウリなんか良かばい(日本に売っとらんとは外したけんね)。
  • 野菜はたいがい火ば通すか、ピューレにしてやらんと、犬は消化できんとぞ。
  • 亜麻仁油、ナタネ油、麻油、クルミ油、カボチャ種子油なんかちこーっと足せば、脂肪性ビタミンの吸収の良うなるけん、オススメばい。

<<牛乳の話>>(翻訳協力/ 道南出身モトブロガー:Rideromeさん)

  • 犬はさ、ラクターゼが不活性だから、乳製品は基本的にダメなのさ。
  • したけども(けれども)カッテージチーズやらヨーグルトはラクトースフリー(乳糖フリー)だからけで(あげて)やってもなんも(枕詞)大丈夫だ。
  • チェダーチーズ、ゴーダ、マウンテンチーズなんかは作る過程でラクトースフリーにならさる(なってしまう)みたいだね。
(※但し、塩分や脂質が多いので、少量の方が良いと思います—管理人)

だそうです。これだけ。
紹介されてるレシピを見ても、

  1. ニンジンとジャガイモを潰すかピューレ状にする。
  2. よく焼いた鶏のムネ肉を丁度良い大きさに切って、カッテージチーズ、1.と一緒に混ぜる。
  3. 亜麻仁油を少々。
  4. おわり。

とか、

  1. ツナと玉子をちょっとの油で炒める。
  2. 自由に葉物野菜を散らす。
  3. おわり。

なんという簡単さ!なあんだ、って気になりませんか?

 なぜ自作ごはんをまよってたんだろう…。

もっと難しくてピリピリしたものかと思っていましたが、五月蠅いドイツ人でもコレなら、ボンカレー茹でるしか出来ない僕でも出来そうですし、よく考えてみれば、人間だってキッチリ栄養素を計って食べてないけど、身体が調整して吸収したり排出したりしてるわけですから。

塩分とタブー食品、アレルギーにさえ気をつけてあげれば、あとはあまりもんでチャチャッと作れば良いんでしょうね。そう考えると、何となく気が楽になってきました。あんまり深刻に考え過ぎると、待ちくたびれでバトリッシュが…(もういい?)。